日本のブルーベリー栽培はそろそろ40年になろうとしています。寒冷地での「北部ハイブッシュ」、温暖地での「ラビットアイ」「南部ハイブッシュ」の導入を中心に、北海道から九州・沖縄まで栽培は全国各地に拡がってきており、ブルーベリーは今後もますます広まっていく果物として期待されます。
しかし、その現実は必ずしも成功例ばかりではありません。なかには期待するほどの成果が得られず失敗している例も少なくないようです。理由はいくつかありますが、一番は「適地適種類」が守られていないことがあります。
当園では寒冷地向きの北部ハイブッシュの品種30数種類、約1,500株を栽培しております。ブルーベリーは地域の気象条件に適した種類を選び、栽培の基本さえ守れば、経済栽培のみならず庭や鉢で育てて楽しむことのできる果樹でしょう。
近年は多くの人々が、緑に囲まれ五感を働かせて心豊かに過ごしたいと望んでいます。ブルーベリーは花や紅葉だけでなく、わが家の庭で摘み取った果実でホームクッキングを楽しむなど、庭づくりにも最適の果樹と言えます。
当園では苗木をお客様に提供いたします。庭づくりについてもお気軽にご相談ください。また、「ブルーベリーの栽培方法」についても掲載しておりますのでごらんください。



欧米では昔から野生のブルーベリー果実を摘んで、食料や薬としてきました。特徴である果実の瑠璃色(るりいろ)は、アントシアニンと呼ばれる色素によるものです。このアントシアニンには「視力回復効果」があると言われています。私たちの目は、水晶体を通った光が網膜に映し出されて、その刺激が脳に伝えられて何が見えたのかを判断しています。このカギを握るのがロドプシンという物質で、網膜に光が映しだされると構造を変化させて脳に刺激を伝えます。しかし、目を使い過ぎて疲れてくると、ロドブシンの再合成が間に合わなくなって、目が見えにくくなります。アントシアニンは、このロドプシンの再合成を高める作用があるとされているため、目に良いと言われています。
ブルーベリーはポリフェノールが豊富なので、癌(がん)・心臓病・老化などの要因と言われている活性酸素を強く抑制することが知られています。(抗酸化作用)別の研究では、ブルーベリーの複合物が尿管の健康を促進して、尿管感染症のリスクを軽減する作用があるという報告もあります。